わしは勘違いしていた。
国内法がポジティブリストで、国際法がネガティブリストだった。
軍隊は国際法のネガティブリストだけ守れば、あとは何やっても
いいというルールだった。
自衛隊は国内法のポジティブリストに縛られている。
わしは記憶力が悪い。側頭葉に神経があまり通っていない。
だから受験勉強が大嫌いだった。
むしろ前頭葉にばかり神経が通っているから、創造力の人間
なのだ。
この自分の特徴を活かして描いたのが『東大一直線』だ。
主人公・東大通は、脳の側頭葉・記憶の座が壊れているのに、
右半球で受験は階級の選別だと直感した。
記憶力ゼロのアホが創造力だけで東京大学を目指し、ついに
超能力を発揮して東大の安田講堂を崩壊させてしまうという
話が『東大一直線』だ。
そういう奇跡を起こすのが東大通であり、小林よしのりなのだ。
奇跡を起こすべく漫画を描き、奇跡を起こすべく行動している。
呉智英氏がわしを評して言った「異常天才」は、やっぱり
正しかったのかもしれない。




















